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海外から見ると「日本人は働きすぎ」というイメージが、いまだに根強く残っているようです。
実際、先進国で「過労死」という概念があるのは日本だけ。海外メディアでは「karoshi」というワードが使われているほどです。
一方で、従業員の企業に対する信頼感や愛着心を示す「従業員エンゲージメント」指数をみると、日本が世界的に見ても最低レベルであることが、複数の調査結果から明らかになってきています。
働きすぎの日本人は、実はそれほど「会社のことが好きではなく」「会社を誇りにも思っていない」ということを示していると言えます。
また、労働生産性が、先進7カ国中最下位というニュースも最近話題になりました。
日本の職場は、海外と比較しても、決して働きやすい環境ではなく、能力を発揮できる環境でもないという事実が浮き彫りになってきているのです。
時を同じくして、2010年代に入ってから、かつて流行った「飲みニケーション」という言葉が、再び注目されてきています。「飲みニケーション」は、果たして必要なのかどうか?といった議論です。
働き方が変わってきた事とも関係があると思います。
ですが、前述のような調査結果と合わせて考えると、「職場でのコミュニケーションが不足しているのではないか?」と考える人が増えてきているのではないでしょうか?
「飲みニケーション」の復活については、賛否両論。
「強いチームを作るためには、飲みニケーションは必要!」という意見から、「高度経済成長期とは時代が違う。飲めば解決するという問題ではない」という意見まで、人によって意見は様々です。
こうした中で、従来の飲み会とは異なる新しい制度を導入する企業が出てきています。また、飲み会の工夫が業績アップに繋がったという事例も少なくないようです。
「飲み方改革」では、さまざまな企業に「飲み会」についての意見や取り組みをお聞きすると共に、広くみなさんから、職場の飲み会がどうあるべきかについてご意見をお寄せいただきたいと考えています。
これからの「飲み会」のあり方、活用方法を模索することで、今後の日本型組織内コミュニケーションのあり方を探っていきたいと思います。
飲み方改革実行委員会