「みんなで作ろう!飲み方10カ条キャンペーン」のプレゼント賞品は、個性的で美味しい関西のクラフトビール。このコーナーでは、ブリュワリーを1軒ずつ訪ねてお話をお聞きします。今回は、滋賀県の長濱浪漫ビールさんを訪問しました。

長浜市は、滋賀県北東部、市の西端が琵琶湖に接する位置にあります。中心部を走る北国街道は遠く越後まで続き、琵琶湖の水運が京都や大阪という大都市への物資の輸送を可能にし、発展してきました。

交通の要所として地の利があっただけではありません。歴史を繙けば、羽柴秀吉(豊臣秀吉)が大名となり長浜城の城下町として整備。年貢や諸役を免除するなどの政策を行ったために、人も集まり町はおおいに栄えたのです。

長浜市にある、クラフトビールの醸造所「長濱浪漫ビール」を訪ねました。

長浜の歴史情緒と共に
地元の人々に愛され続けるクラフトビール

醸造所は、江戸時代から米の倉庫だった建物を増築して作られました。この建物は東側が北国街道に面し、西側が船着場のある米川に面する絶好の立地でした。

倉庫だった部分は、現在は醸造所併設のレストランとして使われており、歴史を感じさせるレトロな雰囲気のなかで、できたてのフレッシュなビールを楽しめる贅沢な空間になっています。

レストランの店内で目を引くのは、梁にかかったたくさんのビアマグ。よく見るとひとつひとつに名札がさがっています。これは長濱浪漫ビールを応援してくださっている、地元の株主様のカップ。株主様がご来店の際は、このマイカップでビールを飲まれるのだそうです。地ビールならではの地元との親密なつながりを感じます。

醸造所は広くはありませんが、訪れた人がすぐ間近に見える位置に発酵タンクや貯蔵タンクなどが並んでおり、ビールの製造工程が書かれたパネルとともに興味をひかれます。また、あたりに漂う麦芽のいい香りも臨場感を高めています。

ビールの醸造について、製造本部長の清井崇さんにお話を伺いました。

近江牛を使った料理とできたてのフレッシュなビールが
レストランの魅力

「長濱浪漫ビール」の操業は1996年。法改正後近畿では3番目にスタートした地ビールメーカーです。操業に先んじて、アメリカのビールメーカーを訪問し、製造方法等を参考にしています。

こちらのビールは、余分な原料は足さず、麦芽・ホップ・イーストのみでシンプルに仕上げているのが特徴。加熱処理をしない酵母が生きた本格生ビールで、発酵と熟成にじっくりと時間をかけ、濾過も最少限に抑え、手作りならではの素朴な味わいを大切に製造しています。

レストランで、ソーセージなどの料理と一緒にビールをいただきました。クラフトビールらしい味わいで、しかも料理の味を引き立てる飲みやすいソフトな口当たり、というのが個人的な感想です。

できたてのフレッシュなビールを飲めること、また、定番ビール以外に季節限定ビールも楽しめることもレストランの魅力です。近江牛を使った料理もビールによく合います。
お近くの方は是非足を運んでみてください。

倉庫として使われていた時の証書が今もレストラン内にかけられています。歴史的にも貴重な資料です。

レジの奥には、長浜エールや淡海ピルスナーの数々の受賞歴がわかる賞状が飾られています。

商品ラインナップ

「みんなで作ろう!飲み方10カ条 キャンペーン」のプレゼント賞品

長浜エール

クラシックなエールを基本にした深い味わいのビール。(ジャパンカップ99 アメリカン・エール部門 金賞)

伊吹バイツェン

原料に小麦麦芽を50%以上しています。淡黄色で柔らかい酸味が特徴。

淡海ピルスナー

喉ごしが良く、黄金色に輝き、白く細かい泡をもつのが特徴。(アジアビアカップ 2016年 銀賞)

長浜浪漫ビール株式会社

〒526−0056 
滋賀県長浜市朝日町14-1

企業サイト:
https://www.romanbeer.com/
オンラインショップ:
https://romanbeer.buyshop.jp/