「みんなで作ろう!飲み方10カ条キャンペーン」のプレゼント賞品は、個性的で美味しい関西のクラフトビール。このコーナーでは、ブリュワリーを1軒ずつ訪ねてお話をお聞きします。今回は、和歌山県のボイジャーブルーイングさんを訪問しました。
和歌山県田辺市に、創業4年目のクラフトビール醸造所、Voyager Brewing(ボイジャーブルーイング)を訪ね、代表の真鍋公二さんにお話を伺いました。
創業4年目とはいえ、真鍋さんはクラフトビール醸造歴22年のベテラン。1996年白浜町で、お兄さんと「ナギサビール」を立ち上げたのがビール造りのスタートでした。
「自分たちのブランドのビールを造りたい」と、2014年、妻である志麻さんと創業を決意!
親戚や知人、ご友人など色々な方々にお世話になり、2015年8月ボイジャーブルーイング株式会社を設立されました。
Voyager(ボイジャー)は1977年に打ち上げられた米国NASAの惑星探査機の名前。人工物として最も遠くまで飛び続けている惑星探査機Voyager1号は、2012年、とうとう太陽系の外に飛び出して今なお宇宙を航海中です。
宇宙のスケール感、未知への探求というロマン、チャレンジ、そういったイメージが気に入り、社名とビールの名前にも取り入れたそうです。
ボイジャーブルーイングは、ナギサビール創業前から視察や修行に何度か訪れたアメリカのブルワリーの雰囲気をイメージし、田辺市に醸造所を開設。
真鍋さんがビールを造る上で常に大切に考えている事は、モルトやホップそれぞれが主張しすぎる事なく、それでいてそれぞれの存在が感じられるようなビールを生み出すことだそうです。
地域色を全面に出さないブランド志向のクラフトビールとしてスタートしたボイジャーブルーイング。ブランド名に地名を入れるとか、原材料に特産物を使うなどは今のところしていません。
まずは自分たちが造りたいビールを造ること。そのイメージを崩すことなくこの事業を継続していくことができれば、必ず、やがて地域おこしや街づくりの材料の一つとなると考えています。
醸造所に併設のタップルームは、いつでもできたてのビールが飲めて、おつまみなども持ち込み可とあって、地域の方たちにも、見学にきた人たちにも人気です。2階は、誰でも無料で使えるフリースペースになっていて地元の交流会やイベントなどに使われています。
工場見学はいつでも対応していただけるということで、新しくビール造りを考えている方たちなど、たくさんの人が見学に訪れています。気軽にビールを楽しめる醸造所は地域の人々の交流にも一役買っているのです。
醸造工程の説明は社員の西崎さんがしてくれました。
異業種からこの世界に飛び込んでまだ1年目ながら、ビール造りへの情熱、研究心、そして情報発信力など、真鍋さんの信頼を得ている西崎さん。転職先にボイジャーブルーイングを選んだ理由は、ビール造りにおける真鍋さんのクラフトマンシップに共感したからだとか。
西崎さんが加わったことで、ボイジャーブルーイングのビール造りにも幅がでてきたと言います。「ビールの品質はもちろんの事、クラフトビール文化をこの地域に根付かすために彼の力を最大限引き出せる環境をつくることができればいいのですが」と、真鍋さんは言います。
今後、お二人がどんなビールを造っていかれるのか楽しみです。
最後にタップルームで、黒ビールと、今回のプレゼント賞品でもある『コパー』を、美味しくいただきました。
どうもありがとうございました。
「みんなで作ろう!飲み方10カ条 キャンペーン」のプレゼント賞品
ホップの苦味や香りを特に強く際立たせた、味わい深く香り高いビールです。
ビアワングランプリ2018 ダークカラービール部門賞受賞。濃色麦芽の甘みに柑橘系ホップの苦み・香りをバランスよく際立たせ醸造した贅沢なビールです。
ふくよかな麦芽の風味や控えめなホップの香りを楽しんでいただけるように醸造した淡色系のビールです。
ボイジャーブルーイング株式会社
〒646-0061
和歌山県田辺市上の山1-9-20
公式サイト:
http://www.voyagerbrewing.co.jp/
オンラインショップ:
https://store.shopping.yahoo.co.jp/voyagerbrewing/